詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

雑踏に眩む

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人混みの中
少しズレた時間軸に囚われる
人々が行き交う駅前
立ち尽くす私に影はない
私だけが硝子鉢の金魚のよう
生温い水の中
揺らめく街に眩み
息苦しくなり沈んでいく
目の前を幾つもの革靴が過ぎる
緩慢に流れる時間の中
私は死にゆく金魚に
死にゆく赤い蜃気楼になる



#フォエム52