詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

或る少女への祈り

針金人形みたいに
痩せることを強いられて
その子は死んでいった
見えない鉄条網を越えられず
冷たい水を浴びせられ
その子は殺されていった
肉体も時間も樹木の枝同様
無理な形に強制されて
小さな体が死にゆく間
僅かにでも
心は生きていたろうか


#詩人の本懐 「針金」