詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

無花果

庭の隅で無花果が実をつけた
黒ずんだ赤紫色の実の中に
美味な白い花が無数に咲いている
花弁の先を仄かに赤く染めて
密やかに黙して咲いているから
丁寧にそっと皮を剥く
奥ゆかしい甘さを口に含んだら
夏が終わろうとしていた


#詩コン 「実」