詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

ささやかな音

無音が聴こえるほどの田舎
母は父の故郷をそう表現した

耳を澄ませば聴こえる
波の歌 木々の囁き
私に聴こえる優しい声は
母の耳に届かない

積雪に吸い込まれる小さな声だが
そんな夜には寒空の音色が
遠く遠く微かに響く
その空気の僅かな震え
私には聴こえていたというのに


#深夜の二時間作詩