詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

悲しみ色の記憶

初夏の明るい空の色
鈍色よりも悲しいのは青い空
お天気雨の煌めきも慰めにならない
ばあちゃん ばあちゃん
連れ去られる車の中で
声を殺して泣き叫んだ
遠ざかる祖母の上に広がる
初夏の明るい空の色
心を引き千切る鮮やかな空
遠い記憶を引き摺り出す空
濁りなき痛みの記憶



#詩人の本懐 「記憶」