詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

ひとひらの鱗の夢

その銀色の魚
川で生まれ海を目指す者
帰る川を失くしたなら
海を漂い果てるのか
蒼い水底に沈む夢は
淡き清かな水の匂い
もどかしく切ない想いに
魚も涙を零すだろうか
いつか涙は雨となり
故郷へと還るだろうか
ひとひらの鱗に声はなく


#詩人の本懐 「帰還」