詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

死を軽んずる弔辞

今夜は壊れた言葉が飛び交って
不協和音が響いている
文字が放つ不快な周波数
身勝手な怒りを含む弔辞
その体に温もりはあるのか
科学は日々進化しているのに
欲望に塗れたケダモノどもが
人間の理不尽な死を
怒り悲しみ悼む言葉を
悍ましい価値観で穢す
その衝撃に私の壊れた脳が軋んで
胃の腑に冷たい泥を押し込まれて
心も脳もバラバラになりそうだ
夜が明けてしまうまでに
私は私を組み立て直し
修理し補強し調律して
泥を穢れを洗い流そう
悍ましい言葉に侵食されぬよう


#詩人の本懐 「故障」