詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

傘に入れてください

傘に入れてくれる人に
ついていってしまう
あんまりびしょ濡れで
冷えきっているから
ふらふらとついていく

野良ヒトに情をかける人は
たまにいるもので
何とか生きてこれた
へらへらと笑ってみたり
へらへらと涙を浮かべ
強かに生きてきた
責められることもあった

親になら殺されても仕方ないでしょ
そんなことも言われたっけ
生きていていいのか
心許ない夜がある

例えばこんな雨が冷たい夜には
傘にいれてくれる人を探してしまう

 

#詩人の文学館 「傘」