詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

最後の晩餐は故郷で

鰹の一本釣り
船上で捌きトロを食う
最後の晩餐にしたい

鰹のトロは脂が少ないが蕩ける
小名浜では五月から八月が時季
賞味期限は水揚げされた日

母が魚屋をやっていた時
バケツの氷に鰹が頭から刺さっていた
当たり前に食べていたが
幸運だったのだ
市場にはない故郷の味だ


#詩人の本懐 「調理」