詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

幸せな忘却

朝露で飾られた蜘蛛の巣
美しいと誰かが言った
それは罠として作られた
巧妙に張られた仕掛け網
目的を知っているから
煌めく水滴さえ禍々しい
何もかも忘れて
ああ綺麗だと思えたなら
幸せだろうに
忘却は親切な贈り物だ
私には届かなかった幸いだ

 

#詩人の本懐 「蜘蛛」