詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

嵐を超えろ

暴力は嵐みたいに始まって
わたしは人形になる

だから痛くない
だから泣かない
だから死なない
多分死なない
多分怖くない
怖くない

何も感じないんだ

喉の奥にかすかに
小さなわたしが生きている

勇敢ないのちが
強情ないのちが
狡猾ないのちが
確かにある
ここにある
ある
痛みを
苦しさを
恐怖を
感じた時には数を数えろ



三 四
五 六七

殴られた
蹴られた
踏まれた
衝撃の数を数えろ

数えて数えて
吐きそうで
まだまだ数えて

感覚の場所が向きが
わからなくなって呻く
堅く口を閉じて

忘れない
忘れない
忘れないからな
絶対に忘れるものか
五十年も百年も
いつか耳を揃えて返してやる

人形の中に閉じこもった
わたしのいのち

音はミュートに
吠える
叫ぶ
荒ぶる

負けるもんか
暴力になんか
お前らになんか

負けない 負けない 負けない 負けない
負けない 負けない 負けない
負けない

父よ母よ覚悟せよ
わたしは必ずや
生き抜いてやる