詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

口癖

ごめんなさい
ごめんなさい
泣きながら何度も叫ぶ

意味はない
ただの口癖
小さい頃の
わたしの口癖

でもね
わかったよ

ごめんなさいって
泣き叫ぶと
お父さんが興奮する事
痛みが余計に増える事
わたしの心が
すり減っていく事

窓の向こうの青空を見つめ
死んだふりをして
床に転がっている
蹴られている

いい天気だな

顔をぎゅうぎゅう踏まれている
感覚を閉じて
壊れた人形のふりをして
時が過ぎるのを待つだけ

空はまだ青い
続く拷問
心の殺戮
だけどわたしは感じない
怒号だって聞こえない

日暮れはまだかな

ゴメンナサイ
それは
わたしが受けるべき言葉
わたしが放つ言葉ではない
だから二度と口にしない

父よ
オマエガ
口癖になるまで唱えろ