詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

一匹のダツ

器用な生き方はできなくて
ダツのように生きてきた
群れからはぐれた一匹のダツ

その魚は短いやり
黒くて細い地味な姿
夜の海を光の方へ飛んでいく
光の元に突き刺さる

そうやって幾人もを傷つけた

もがき苦しむ暗闇の中
一筋さした光明にすが
一人か二人は殺しただろうか




#詩人の文学館 「光」