詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

行くあてのない夜

真夜中に泣きながら
国道沿いを歩いていた
行く当てもなく歩いていた

空っぽの傷口
空っぽのお腹
空っぽの空っぽの私が悲しい

ひとりぽっちは慣れっこで
当てないのも慣れっこで
慣れっこの慣れっこの涙で苦しい

通る車も少なくなって
家の灯りも見えなくなって
こんな深夜に一人で歩く
こんな深夜に一人で泣いて

足の痛みにを止めて
ドライブインの駐車場
縁石えんせきに座り眠ってみる

目を覚ましても真夜中で
足の痛みもそのままで

空っぽの傷口
空っぽのお腹
疲れで麻痺して涙は止んだ

国道沿いをまた歩き出す
夜が明けるまで歩き続ける
ひとりの夜はほかにすべなく



#詩人の本懐 「夜道」