詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

げに怖ろしき者は

一匹の魔物が聞いた。
「あの人間をお前ならどこから食うかね」
二匹目の魔物が答えた。
「頭からだ。その方が苦しめずに済むだろう」
先の魔物が言った。
「残酷なやつだ。足からなら少しは長生きさせられるのに」
人間が叫んだ。
「お前らなんて生きたまま吊るし切りにしてやる」
天上で誰かが呟いた。
「まとめて焼いてしまおうか」

絵本を閉じて子供が言った。
「ママ、どれもおいしそうじゃないね」



#詩人の本懐 「見解」