詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

遺言

私が死んだなら
誰もが私を忘れてほしい
存在していなかったことに
記憶のすべてを消去して

私が死んだなら
書いてしまった言葉のすべて
録音された歌に声
写真もすべて消してほしい

私が死んだなら
骨まで灰にしてほしい
経も上げず弔いもせず
燃えカスは海に捨てて

ああ
ひとつだけ
私の猫に
猫にはひと声泣いてほしい
ひと晩私を呼んでほしい