詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

母のニオイ

お母さん
実はね
お母さんのニオイって
気持ち悪くて
吐き気がするのです

砂糖入りの牛乳が
少し腐ったようなニオイ

お母さんも
わたしのこと
気持ち悪いと言いますね
顔も声も嫌いだと
怖気おぞけが走ると言いますね

だからこれはお互い様

あなたが産んだ四人の子
わたしだけが
ちっとも母に似ていない
母は重度のナルシスト
似てない娘は耐えがたい

わたしの声を聞くと
頭痛がすると言うけれど
お母さんのダミ声を聞くと
わたしも酷い頭痛がします

ずっと黙っていたけれど
自分をごまかしていたけれど

やっぱり
あなたが母親であるのは
恥ずかしくって仕方がない

あなたは暗記ができるだけ
大事なことは覚えていない
あなたの頭はおかしくて
あなたの脳は狂っています

嘘で塗り固めた人生は幸せですか
人の痛みがわからない人生は楽ですか
下卑た心は重くないのですか

わたしはあなたに会いません
二度と会わぬと決めました
あなたが死んでも会いません
わたしが死んでも来ないでください
あなたの子供じみた悪口も
下品な笑いも聞きたくない

あなたが
実母でなかったら
わたしはいくらか救われたのに