詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

男の子だったなら

男の子に生まれなかったのは
私の責任なのでしょうか

母が娘は嫌だと言いました
父は女かと落胆しました
親類中が男だったらと残念がって

小学校の入学式はパンツスーツで
男の子みたいな短い髪は
モダンすぎて田舎じゃ浮いた
赤いランドセルが不似合いだった

先天的か後天的か
小さな私の好きなもの
ミニカー メンコ 竹馬 ザリガニ
そうあることで嫌われない

男の子のふりをして
みんなが笑顔になりました

生まれた瞬間ときから歓迎されない
そんな悲しい子供にも
愛される手立てはあるのでしょうか

バイトをしようにも募集は男子
面接しても男子が優先
スキルの入る隙はなく
社会も求めているのは男子

お父さん
お母さん
私が男の子だったなら
普通に愛してくれましたか
私が男の子だったなら
みにくくても許されましたか

私が男の子だったなら
生きやすかったのでしょうか

もしももしももしも
なんの意味も持たない言葉

男であろうとなかろうと
どこにも需要がない私
それが事実
それが現実