詩蒐はまだ終わらない

 詩というカタチで、呟き、叫び、疾る (再びコチラに引っ越しました)

母の日に寄せて

白詰草花冠はなかんむり
野花を集めた小さな花束
母の日の赤いカーネーション

どれも全部捨てられた
迷惑そうに捨てられた

お母さんね
カーネーションが嫌いなの

それは先生が配ってくれて
お母さんに渡しなさいって
宿題みたいなものだった

嫌いなのよ

何も言わず
そっと捨ててくれたなら
私は困らなかったのに

母の日は嫌いだよ
それは今の私の言葉
目にするだけで不快になる

だから五月は大嫌い
コマーシャルが入るから
テレビだって観たくない

大嫌いだ
大っ嫌いだ
大っ嫌いなんだよ

世間が押し付けてくる
優しい母のイメージは
温かなご飯に石鹸せっけんの香り

子供を愛さない母親はいない
子供はみんなお母さんが大好き

何もかもが幻想だ
そんなものはクソらえ

そんな母親見たこともない
私もそんな子供じゃない

カーネーションは大嫌い
あれから私も嫌いになった